どうもタマオです!
今回は多摩センターの不思議!?というタイトルなわけですが、タマオも最初、あれあれ?ってなったので、いつか記事化してみようと思っていた件です。
同じ高さのはずなのに、ヨーカドー、丘の上パティオ、ココリア、(元)京王プラザホテル多摩のフロア表示(階数)が異なる件ですね。結論としては、駅から南方面にかけて高低差があるため、表示差が発生しているのですが、最初はちょっと混乱してしまいました。
これは多摩センターの地形が関係しているということで、NHKのブラタモリ的な気分で地形に関係する謎解きとして、いろいろと調べてみることにしたのでした。
まず、気になるフロア差とは?
ペデストリアンデッキの十字路からの入口ですが、下の写真に見える左手のココリアのフロア表示は1階で、右手の元京王プラザホテル多摩のフロア表示は4階なんです。最初はなぜなんだろう?と思ったものです。
そして、上の写真から見て背中側とでも申しましょうか。後方には丘の上プラザと丘の上パティオがありますが、丘の上プラザは2階です。
そして丘の上パティオは1階なのです。
あらためて並べてみると、こんな感じです。
■十字路広場の南側(パルテノン、多摩中央公園側)
ココリア1階
丘の上パティオ1階
■十字路広場の北側(京王・小田急多摩センター駅側)
丘の上プラザ2階
京王プラザホテル多摩4階
南側のココリアと丘の上パティオは1階ということで一致していますが、北側は異なっていますね。ではなぜこのフロア表示なのかを別の角度から見てみました。
丘の上パティオはなぜ1階?
丘の上パティオをペデストリアンデッキから降りて、駅方面とは反対側(多摩中央公園側)から見ています。奥に見えるのがココリアですね。
こちら側から見て、1階に飲食店などが入っていれば、丘の上パティオのマクドナルドのあるフロアは2階になったのだとおもいます。
ですが、そのような商業施設のフロアはないようです。
マクドナルドのフロアは上の写真で見ると、2階以上に見えるのですが、マクドナルドのフロアは1階と表示されているので、このことから推測できるのは、建物の構造だけでなく、お客様視点でフロア表示を決めているということでしょうか。(商業施設がある地上フロアから1階と表示されるように思える。)
ココリアはなぜ1階?
では、ココリアはどうなるのか?ということですが、裏側にもお客様向けの入り口があります。右側に坂があり、手前になるにつれて下がっているので、ペデストリアンデッキよりも低いですね。
裏側の入り口は地下1階かなと思うと、ちょうど中2階なんですね。勾配の分、少しあがると1階に入れるようになっています。そして、下の写真では見えませんが、右手に地下に下りる階段があり、地下1階に降りれるようになっています。
このような感じで、丘の上パティオとココリアはお客様向けの入り口を視点として1階としているように思えますね。
丘の上プラザはなぜ2階?
では、丘の上プラザはどうかというと、最下層は駅前のバスロータリーの先に見えます。ただし、ここにお客様向けの入り口はないです。おそらく入庫、出庫のためのトラックの玄関口となっており、倉庫等があるフロアと推測します。
お客様向けの入り口はトラックの上の階、植栽が柵を埋めているフロアです。
こちらですね。ここを1階としています。やはり、丘の上プラザもお客様視点で1階を決めていると推測します。そして、階段をあがったところが、ペデストリアンデッキの十字路地点となるので、2階ということになります。
多摩センターは駅から多摩中央公園にかけて、高度が上がるので、高度の高いところにある丘の上パティオとココリアは1階でしたが、丘の上プラザは高度の低い駅側から建物が続いている関係もあり、ペデストリアンデッキの十字路付近で2階ということになったのだと思われます。
元京王プラザホテル多摩はなぜ4階?
そして、最後の謎である元京王ホテルプラザ多摩の4階というフロア表示。丘の上プラザは2階であり、その丘の上プラザと同様に、駅前から十字路付近に向けて建物が立っている関係上、元京王プラザホテル多摩も十字路付近の入り口は2階ではないのかと思うところです。
しかしながら、実は駅前にも勾配差があるということで、このフロア差となるようです。
下の写真を見てみると、左奥のヨーカドーのトラックエリアが、右手間の京王プラザホテルより、1階分高いことが分かるでしょうか。この差がポイントです。
ヨーカドーではトラックエリアの上のフロアからがお客様向け入り口となるので、トラックエリアは実質地下1階になります。それよりも低い階層が元京王プラザホテル多摩にはありますので、ヨーカドー基準で元京王プラザホテル多摩の最下層を表現すると地下2階があるということになります。
そして、もうひとつのポイント。それがお客様向け入り口です。下の写真のように、元京王プラザホテル多摩の一番低い階層にはお客様向け入り口が設けられています。このことからここが1階ということになります。
そうなると、ヨーカドーの地下2階の位置が1階となるのですから、ヨーカドーの2階、ペデストリアンデッキの十字路あたりでは、元京王プラザホテル多摩の高さは4階というフロア表示になるのも、なんとなく、うなずけるというものです。
まとめ
ということで、フロア表示が異なる理由としては、大きく2つではないでしょうか。
①多摩センターは勾配差があるため、ペデストリアンデッキで同じ高さに見えても地上として設けるフロアに差が出るということ
②お客様向けの入り口をどこに設けるかで1階という基準ができるということ
このようにタマオは考えました。合っているかどうかは分かりませんが、ちょっとした謎解き感覚で調べてみたのでした。
この勾配を考えると、散歩するだけで良い運動になりますね♪
とてもマニアックなローカルネタ。今後も誰が知りたいのか分からないようなローカルネタもちょこちょこ書いていきます。
気になった方は読んで頂ければ幸いです。